ダルビッシュ有さん、なんかもうプロリハビラーみたいなことを言い出す「一瞬一瞬を一生懸命生きたい」
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ダルビッシュ有さん、なんかもうプロリハビラーみたいなことを言い出す「一瞬一瞬を一生懸命生きたい」
転載元: http://swallow.5ch.net/test/read.cgi/livejupiter/1551255984/

懐かしい感情が次々とあふれ出た。ダルビッシュが、実戦マウンドの土を踏んだ。「正直めっちゃ緊張していた」。昨年8月以来、190日ぶり。いろんな思いが駆け巡った。
「(球場に)来るまでの車の中とか息詰まるじゃないけど、何て言うんだろうな。その、トラックとかちょっと軽く突っ込んでこーへんかなとか、そういうのもあった。強がってね、昔までは緊張しないとか言ってた。でもやっぱり登板日は(感じ方が)違います」
不安だった気持ちを隠そうともしなかった。昨年、右上腕三頭筋の腱炎(けんえん)や、右肘のストレス反応による痛みなどケガに悩まされた。百戦錬磨の男がネガティブにもなった。「今日、大丈夫かな、また痛みがあるのかな」。そう思いながら球場に来た。
マウンドに上がって一瞬、空を見上げた。それから前を向くと落ち着けた。「リハビリ中はなかったし、こういうこと(感情の揺らぎ)を味わえるのはすごく幸せなことと思った」。
約19メートル先に捕手がミットを構える。その向こう、スタンドではファンが着るカブスのユニホームで青色が広がる。「またここに戻ってきたということが、信じられなかったという感じ」。五感をフルに使い、36球腕を振った。
「あーブーイングも来るわと思ったけど、ほんとそういうのも聞こえなかった。なんか、何ていうのかな。『帰ってきたね』みたいに僕は受け取りました」
大歓声ではなくとも、温かい拍手が待っていた。最速154キロの外角直球には力もあった。「真っすぐが良かったのと、痛みなく投げられたというのは本当に、すごく大きかった」。不安が安心に変わった。
登板後、笑顔があふれた。鋭い眼光はそのままに、どこか柔らかく、楽しそうな雰囲気を醸し出す。理由がある。昨年9月、義兄の山本“KID”徳郁が胃がんで急逝した。
「キッドさんも亡くなられて、そこからこう、いつ死ぬか分からないし、今日帰り事故で死ぬかもしれないし、本当にそれは可能性のあること。だから今、一瞬、一瞬をしっかり、一生懸命生きたい」。
ダルビッシュは今を生きている。