広島は強いチームじゃなかったぜと/原監督×山田氏
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転載元: http://hayabusa9.5ch.net/test/read.cgi/mnewsplus/1550832733/
23日のオープン戦開幕を前に、FAで獲得した丸の起用法や、広島V4阻止への思い、チーム状況について語り合った。【取材構成=寺尾博和、前田祐輔】
◇ ◇ ◇
山田氏 3度目の監督就任。選手に対する今年の第一声は何でしたか。
原監督 僕も想像できない言葉だったんですけど、とにかく選手たちにはノビノビとハツラツと野球をやってくれと。私もそういう風にやると。なぜか、原点なんでしょうね。
山田氏 最近見ていると自然体ですよね。
原監督 そう思います。
山田氏 構えがなくなりましたね。私から見ても。
原監督 だから今、語弊があるかもしれないけど楽しくてしょうがないんです。ゼロになったから。例えば1回目の監督を堀内さんにバトンを渡した時の2年間は、勉強しようとか、自分の欲というか、高みに上がると
いうものがあったんです。そういうものがまったくなかったですから。非常にピュアな気持ち。休息って人生にとって大事ですね。
山田氏 監督で大事なことは発信力。12球団見渡して発信力のトップは原監督です。それは間違いない。
原監督 いやいや。僕の中で3年間は空白ですから。いいイメージも悪いイメージもないわけです。例えばカープが3連覇している。これもイメージがないんです。漠然とファンという立場で見ていた。しかし3年前に僕が
監督やっている時は『カープはそんなに強いチームじゃなかったぜ』といきなり言いましたよ、選手の前で。僕はミーティングでちょっと言いすぎるところがあるから(笑い)。
山田氏 マツダスタジアムで采配を振るのも3年ぶり。この3年で広島の応援もだいぶ変わりましたよ。
原監督 真っ赤ですもんね。できれば五分ぐらいの勝負はしたいと思います。
山田氏 メンバーを見ると非常にバランスがいい。
原監督 チームは間違いなく若返ってます。(阿部)慎之助、亀井、彼らに頼るチームではなくなった。ベテランの内海、長野も移籍した。ベテランクラスに頼ることがなくなっているから、すごくチームは若いですよ。
山田氏 阿部はどうするのですか。
原監督 僕が監督になった時に電話をかけてきて、来年はキャッチャー一本でやりたいと。分かったと。しかし君にはブランクがある。肩とキャッチャーとしてのスタミナはしっかり磨いておいてくれと。
そうしないとゲームでは使わない。慎之助の力は必要。一生懸命やってます。でも戻らなければ彼が正捕手という形ではないでしょうね。
山田氏 監督が常に言う実力至上主義ですね。
原監督 はい。実力至上主義がチームの輪をつくると思いますね。
山田氏 丸の存在はどうですか。
原監督 僕もジャイアンツに長くいて、FA選手ですんなり力になった人は小笠原ぐらい。少なからず心配していたのですが、彼は言動、練習すべてにおいて彼のペース。むしろ彼のペースがジャイアンツのペースになっている。
山田氏 丸と坂本の打順は気になるところです。
原監督 (坂本)勇人と丸は同世代なんです。同格のリーダーで、頼り、頼られることが大事。勇人には丸をカバーしてくれと。だから丸を2番に置きたい。お前さんは3番で丸をカバーしてくれと。丸を少し楽な状態にできれば。
山田氏 ピッチャーとしては丸2番は勘弁してくれと思います。たまらない。
原監督 3番バッターが2人いる。だから初回は必ず2点を取りにいく野球をする。1点を取りにいく野球はしない。したがって丸2番。勇人3番、4番岡本。そして岡本のあとを誰がカバーできるか。5番バッターだと思いますね。
山田氏 楽しそうですね。
原監督 最初に言ったじゃないですか(笑い)。
山田氏 私は逆だと思っていた。坂本1番で丸が3番かと。
原監督 それだと面白みがない。野球そのものがガラッとは変わらない。せっかくこれだけのメンバーがいるわけですから。勇人も勝つことに飢えている。
山田氏 投手陣は。
原監督 ブルペンでしょうね。昨年の反省材料はブルペン陣の防御率を含めて、落としたゲームが多いということですよね。
日刊スポーツ
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