夏の甲子園で1大会個人最多になる6本塁打を記録 広島17年ドラ1・中村奨成が語った1年目の“しくじり”と2年目の決意
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夏の甲子園で1大会個人最多になる6本塁打を記録 広島17年ドラ1・中村奨成が語った1年目の“しくじり”と2年目の決意
転載元: http://hayabusa9.5ch.net/test/read.cgi/mnewsplus/1547014514/
ルーキーイヤーの昨季は二軍戦83試合で打率2割1厘、4本塁打、16打点。ファンの期待にアーチで応えようとしたが、空回りの日々だったという。
日本ハム・清宮幸太郎内野手(19)ら同期が一軍で奮闘する姿は、どう映ったのか。
“似たような境遇”で日本ハムにドラフト1位入団した吉田輝星投手(17=金足農)についても本音で語った。
――1年目を振り返って
中村奨 あっという間に終わったし、やるべきことをやっていたら、すぐ終わったという感じです。やること多すぎるんで(笑い)。
――想像以上にキツかったのでは
中村奨 プロはレベルが高いというのは分かっていた。正直、自分のレベルの低さも体感させられたけど、勝負できるところは、いくつかあると感じたかな。
レベルが上がればですけどね。まだ19歳だし、高卒で未熟者ですけど、体が出来上がれば面白いんじゃないかと。
――打撃面はどうか
中村奨 甲子園のインパクトが強すぎて周りから「ホームラン!」と言われ、1年目はそれを意識しすぎて、ちょっと空回りした部分もあった。
自分はホームランバッターだと勝手に思い込んでいたところもあって…。気づいたのはシーズンが終わってから。
(二軍打撃コーチの朝山)東洋さんが言う「二塁打を打てる打者になれ」というのは僕の足を生かす部分でもあるし、
このオフから意識を変えてライナーで強い当たりを左右に打てるように課題としてやっている。
意識を変えれば打率も、ちょっとずつは残ってくるかなと思います。
――ずいぶん頭を悩ませた
中村奨 飛ばそう、大きな当たりを見せてやろうというのがあった感じですね。
自分の打撃を見失っていたと思うし、分からなくなった部分もある。
それが何か月も続いて、夏場は体の疲れもあった。シーズン中は無我夢中でやっていたので、アドバイスを受けても分からなかった。二塁打を狙えと言われても。
――守備にも課題が見つかった
中村奨 自分の肩だけに頼りすぎていた。肩の疲労とかもすごくて(二軍バッテリーコーチの)倉さんは「下半身を使え」と。それも気づいたのは終わってからです。
――清宮、安田(ロッテ)ら同期は一軍デビューした
中村奨 もちろん負けたくないけど、まずは体づくり。
事実、清宮とか安田とか一軍で打っていますし、活躍しているのは確かですが、ずっと(一軍に)いたわけではないし、ずっと打てているわけでもない
。誤解を招くかもしれませんが、中途半端な状態で一軍に上がりたくないなというのはあります。
どうせなら走攻守が完璧な状態で、ずっとレギュラーを務められるようになってから。
そんなこと言っていたら何年かかるか分かりませんね(笑い)。まずは守備が完璧にできたら上がりたい。
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190109-00000012-tospoweb-base
1/9(水) 11:01配信
中村奨 打撃であればスイング量。振る力をつけないと。
一年を通して後半は全然振れていなかったので、まずは体を鍛えて技術かな。それから体づくり。
(80キロから)85キロに増やせば打球の質も変わると思うので、まずは増やす。
体脂肪率も現状の9%を11~12%に。この際、15%いってもいいです。それくらいの意識でやらないと増えないと思います。
――食事面への気配り
中村奨 1日3食で1食あたりの量を増やしています。寝る前も食べているので4食かな。
ご飯のお供は…TKG(卵かけご飯)。
1杯目にTKG、2杯目に納豆やキムチ、ふりかけなんかも使います。
最近は「プロテインふりかけ」というのを試しているんです。知人のトレーナーさんに勧められたんですけど、のりしお味とか、いろいろあるんですよ。成分は大豆が含まれています。
――話は変わるが、日本ハムのドラフト1位・吉田輝に共通点を感じているとか
中村奨 僕と彼は似たようなものだと思います。
地元では名前が知られていても、甲子園で一気に知名度が上がった。同じ準優勝ですし(笑い)。
こういう形でプロに入ったので周りにチヤホヤされる。
調子に乗っていると言われることもあるでしょうし、受け流すと生意気と言われるかもしれませんし、難しいですよね。
1年目は仕方ないですけど割り切って、ありがたいと思ってやるべき。ファンサービスも大事です。
――注目されるということ
中村奨 プレッシャーを感じたというか…。勝手に本塁打を打たないといけないと思い込んでいたんでしょうね。そういう意味では心のどこかに重圧があったのかもしれません。
――プロの先輩として吉田輝にアドバイスを
中村奨 野球は周りどうこうより自分のやりたいことをすればいいと思うし、それは僕ができなかったこと。
メンタルも大事だけど、やりたいことを明確にすることが大事かな。
投手と野手の違いはありますけど、スランプというか思い通りにならないときは、中学や高校の友人と連絡を取って自分の励みにするのもいいと思います。
困ったときに一人で抱え込まずに。清宮もいますし、信頼できる人は必ずいるはず。頼ることは恥ずかしくないと思います。