【悲報】米テスラの販売台数に減速感、減税縮小で値下げも・・・
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【悲報】米テスラの販売台数に減速感、減税縮小で値下げも・・・
米調査会社ファクトセットによると、18年10〜12月期のテスラの販売台数の市場予想値は9万1310台。会社側が発表した実績値は市場予想を1%下回った。テスラが社運を賭ける量産車「モデル3」の伸び悩みが主な要因で、18年10〜12月の販売台数は6万3150台と市場予想(6万5300台)を3%下回った。
モデル3の販売伸び悩みの理由について、テスラは現状では納車可能な地域が北米地域に限られ、中価格帯以上のグレードの車種を現金かローンでしか扱っていない点をあげた。19年2月から欧州や中国市場での納車を始めるほか、低価格グレードを追加しリース販売にも乗り出すことで「販売を拡大し続ける大きなチャンスが残っている」と説明した。
18年にテスラの米国市場での累計販売台数が20万台に達したことで、最大7500ドルだったテスラ車の購入者に対する米政府の税控除額が19年1月から3750ドルに半減した。テスラでは販売への影響を抑えるために2日から米国での販売価格を全3車種一律2000ドル下げた。
テスラでは難航していたモデル3の量産が軌道に乗ったことで、18年7〜9月期の最終損益が8四半期ぶりに黒字に転換したばかり。モデル3の販売が市場の期待ほどには伸びず、値下げによって収益が悪化するとの懸念も広がり、2日の米株式市場でテスラ株は一時前営業日比10%安を付けた。
2019/1/3 5:52
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO39606080T00C19A1TJC000/