観客動員増も少年の「野球離れ」深刻 「『ライト層』が育っていない」との声
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観客動員増も少年の「野球離れ」深刻 「『ライト層』が育っていない」との声
転載元: http://swallow.5ch.net/test/read.cgi/livejupiter/1528685278/
https://dot.asahi.com/aera/2018060800070.html?page=1
17年、プロ野球は過去最高の観客動員数を達成。今春の選抜高校野球大会も30年ぶりに満員通知が出るなど活況を呈している。しかしその一方で、足元では子どもたちの「野球離れ」による競技人口の減少が少子化を上回る勢いで進行している。
中学校の軟式野球の部員数の推移を見ると、09年は約30万人で全競技で1位。しかしその後減り続け、13年にはサッカーと首位が入れ替わり、16年には20万人を切った。
さらに4~9歳の男子が「過去1年間によく行った運動・スポーツ」では、09年のトップはサッカーで実施率が約4割。野球は4位で実施率約2割だったが、13年にはトップ10圏外に落ちた。
「10年を境に子どもたちの野球離れが顕著になりました。テレビの地上波の野球中継が激減したことが影響しています。中継が入らない地方では、野球そのものを知らない子どもたちも増えています」
そう警鐘を鳴らすのは『野球崩壊』(イースト・プレス)の著書のある、ライターの広尾晃さん(58)だ。
広尾さんは言う。
「深刻なのは、野球の『ライト層』が育たなくなった点です。子どもたちが空き地で遊んでいた時代には、そのなかからプロ野球選手になるようなエリート層と、うまくなくても野球が好きでファンとなって興行を支えるライト層が生まれました。
高校野球では100人を超す部員を抱える強豪校もあり、それをもって野球離れを否定する人もいますが、コアな競技者だけでは野球の興行は成立しません」