【ガチ快挙】楽天、仙台で球団の黒字化に成功w.w.w.w.w.w.w.w.w.w.w.w.w
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【ガチ快挙】楽天、仙台で球団の黒字化に成功w.w.w.w.w.w.w.w.w.w.w.w.w
転載元: http://hawk.5ch.net/test/read.cgi/livejupiter/1519049999/
球団は2014~16年、本拠地球場で創設時の05、06年の第1期改修以来となる第2期改修を実施。スタンド増設や観覧車設置、音響映像システムの更新、グラウンドの天然芝化などに約80億円を投資した。
実質的な収容人数は約2万2000から約2万7000に拡大。ボールパーク化により、飽きさせない空間づくりも支持され、観客数は年々増加した。17年は開幕から夏場まで首位を走ったチームの好成績もあり、年間動員は過去最多の177万人を記録した。
招待券比率は、この5年で約15%から約5%に下がり、有料入場者が増加した。観客1人当たりの滞在時間や消費額も伸び、収益力がアップ。運営面でも試合ごとにきめ細かい動員予測を立て、
グッズや飲食に売れ残りや売り逃しが出ないようノウハウを蓄積。満員で盛り上がる球場はスポンサーの関心を引き、販売促進への活用など、協賛メニューも増やしたという。
これらを可能にしたのは、球団創設時に宮城県から委譲された球場の使用営業権だ。球団は球場改修を自己負担で行う代わりに、自由に運営して収益を上げることができる。森井誠之執行役員営業本部長は「スピード感を持ってイベントなどのアイデアを形にできる」と話す。
近鉄が消滅して新球団として参入した当時、プロ野球は一部の人気球団を除き、親会社が年間20億~30億円を支払い、赤字を穴埋めするのが一般的とされた。
これに対し、親会社楽天(東京)の球団への支出は、年間5億円程度にとどまるとみられる。球団の岡田朋城コーポレート本部長(公認会計士)は「広告の正当な対価としていただいている」と健全な関係と説明する。
12球団の本拠地では比較的規模が小さい100万都市仙台で球団運営が可能であることを示した。岡田本部長は「今年の決算は球団が自走できることを実証した第一歩の数字」と語る。(野仲敏勝)
-黒字の要因は。
「お客さまが増えたことが一番大きい。2軍施設の増強などチーム強化の設備投資を償却しても、黒字になったのはうれしい。投資が利益を生み、チームの強化につながるという、いい循環になっている」
-観客増につながったのは何か。
「喜んでもらうことをシンプルに積み重ねた結果。『雨の日は座席を拭くタオルが必要』との声を聞けば、球場のサービスデスクにタオルを置くなどした。梨田昌孝監督や選手も球団の方針を理解し、ファンサービスや地域貢献に取り組んでいる」
-球場の営業権を宮城県から委譲された効果も大きい。
「自治体との協力関係は重要だ。野球教室の開催では各地の教育委員会の協力をもらうなど、いい関係を築いている。地元経済界にもパワーをもらっている」
-球界再編を受けた新球団として黒字化の意義は。
「従来の球団は親会社が広告のために持っていた部分もあるが、これからは利益も出せるから球団を運営するという時代になる。プロスポーツが日本に根付くため、大きなインパクトがある」
-今後の目標は。
「今年は年間180万人の動員が目標。主催のほぼ全試合を満員にする必要があるが、これを達成できれば、次のスタンド増設の話も出るだろう」
「ただしプロスポーツは一つの不祥事や事件でお客さまを失う商売だ。その危機感は常に持って球団経営に当たりたい」