大谷の代理人「大谷が入りたいって言ってるよ」→GM「ファッ?(椅子から転げ落ちる)」
|
|
大谷の代理人「大谷が入りたいって言ってるよ」→GM「ファッ?(椅子から転げ落ちる)」
転載元: http://hawk.5ch.net/test/read.cgi/livejupiter/1512977814/
http://digital.asahi.com/articles/ASKDB6W9ZKDBUTQP03H.html
大谷がエンゼルス入りを選んだ理由は、「縁」だという。シャツに汗がにじむほど暖かい気候の中で行われた
9日の入団発表。同席したアート・モレノ・オーナー、ビリー・エプラー・ゼネラルマネジャー(GM)、
マイク・ソーシア監督は、それぞれ日差しを気にしてサングラスをかけてきたが、大谷の言葉を聞き、全員が
ほおを緩めた。
実はエンゼルス、交渉前は確たる自信がなかった。書類選考から7球団に絞り込まれ、面談を通知されたとき、
エプラーGMの脳裏に浮かんだのは「書類に書き忘れたことや、足りていないことがあっただろうか」。4日の
面談では、表情や言葉などから、何かしらの手応えを感じようとしたが「読めなかった」と苦笑いする。
緊張して眠れない日が続いていた8日、GMのもとに、代理人から2度電話があった。1度目は今後の交渉
過程で、「もう直接話し合う場はない」と説明された。1時間半後、ほかの職員のオフィスにいた際に電話が
再び鳴る。先ほど言い忘れたとの前置き後、伝えられたのは「大谷翔平がエンゼルスの一員になりたいと言っ
ている」。予想外の言葉にGMは慌てふためき、椅子に腰掛けようとしたが「空振り」して、地面に尻餅をつ
いたという。「サーカスみたいだろ。テレビ番組だったらうけたね」と笑う。
響いたのは、一丸となった球団の姿勢だったようだ。
4日の面談では、ソーシア監督が得意の話術で盛り上げた。同席はできなかったが、ア・リーグ2度
のMVPで看板選手のマイク・トラウトがテレビ電話に出て、球団の長所を伝えた。7日には極秘で本
拠地球場を案内。アメフトの米プロフットボールリーグ(NFL)・イーグルスが施設で練習した関係
で、昼間は多くの人が出入りしていたため、周囲の視線が気にならないように、夜に時間をずらしたという。
一丸という意味では、モレノ・オーナーも積極的に関わった。面談にも出馬し、「プレゼンテーション
の先陣を切った」。詳細は明かさなかったが、口説き文句の最後には、大谷に「われわれは、あなたに本
当にエンゼルスの一員になってほしい」と訴えかけた。二刀流で成長したい大谷の意向をくみ、球団とし
て辛抱強く見守ると約束もしたという。
モレノ・オーナーは実業家として成功し、2003年から現職。2011年オフには、当時カージナルス
の強打者だったアルバート・プホルス獲得のため、10年総額2億5千万ドル(当時約194億円)の大型
契約を許可。大事と感じれば、交渉の席につくこともいとわない。
8日、大谷のエンゼルス入りが決まると、選手たちも大歓迎。エプラーGMはいう。「トラウト、(左翼
手の)アップトンらも大喜びだった。捕手のマルドナドにいたっては、もう『2015、16年の登板映像
を全部iPadに送ってくれ』とも言ってきたよ」。
全米が注目した大谷争奪戦。勝者となったモレノ・オーナーは、満足げに言った。「周囲はヤンキース、
ヤンキースと騒いでいたが、惑わされず、ずっと情報はごく少数の中にとどめてきた。翔平を獲得できたのは、
われわれだ」(遠田寛生)