『妊活クライシス』 男女の意識差が夫婦の危機に 「女でいることが苦しい。いっそ夫に産んでほしい。」
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『妊活クライシス』 男女の意識差が夫婦の危機に 「女でいることが苦しい。いっそ夫に産んでほしい。」
1: ジャンピングDDT(愛知県) [US]:2017/03/30(木) 14:44:13.44 ID:W489HN9e0
「妊活クライシス」男女の意識差が夫婦の危機に
妊活中の夫婦が「赤ちゃんが欲しい」と強く願うばかりに、ますます相手を責め、自分を責め、夫婦間の不信感が募る――。
いわば夫婦関係の「妊活クライシス(危機)」だ。妊娠をめぐる男女の意識差はなぜ生じるのか。
危機を経験した夫婦や不妊治療の現場を訪ね、苦しい心の叫びに、耳を傾ける。
(おおたとしまさ/Yahoo!ニュース編集部)
「いっそ、夫に産んでほしい」
仕事から帰宅した夫に、「今日、排卵日」と告げる。夫は言う。「いいよ」。「なんで私がお願いしたことになってるの?」と言いたくなる気持ちを押し殺す。
そして生理が来るたびに、妻は、絶望を味わう。「できなかった」のではない。胸をたくさん飲んでくれて、ハイハイして、あんよして、
「ママ」と呼んでくれて、ランドセルを背負って桜の木の下で写真を撮って……、そうやって一緒に人生を歩むはずだった子供を、毎回、「失う」のだ。
絞り出すように夫にだけ報告する。
「(生理が)来ちゃった……」
ほとんど「私たちの子供が亡くなった」という意味だが、落ち込む妻に、夫は悪気なく言う。
「また次、頑張ればいいじゃないか」
妻は心の中でつぶやく。
「そういう問題じゃない」
佐藤和子さん(39)=仮名、はこんな生活をもう5年以上続けている。単純に計算すれば、約60回の絶望を味わったことになる。
しかし夫にとっては「まだ希望を捨てない」状態が継続しているだけ。同じ風景を見ていても、受け取る意味合いがまるで違う。
「生理が来てしまったとき、妊活中の女性は、わが子を失った母親とまったく同じ『喪失感』を味わいますが、
男性にはそれがなかなかわからない」と言うのは、不妊治療中のカップルへの心のケアを専門とする生殖心理カウンセラーの平山史朗さん
(東京HARTクリニック)。
生理が来るたびに、悲しみに暮れて、泣き続ける女性も多い。
「そこで『泣くな。まだ次がある』は無理。しっかりと悲しむ環境を作ってあげることが、夫の役割です。励まそうと思って外出に誘うのも逆効果になることが多い」
(続く)
https://news.yahoo.co.jp/feature/570
元記事:http://hayabusa3.2ch.sc/test/read.cgi/news/1490852653/