【WBC】山田哲人「二塁から打者を見てみたかった思いもある」

　敗戦直後、山田は歓喜する米国の選手の姿をジッと見つめていた。

　「世界一になれなくて悔しい。相手の方が上でした」

　日本の１番は一回に死球。三回に二盗、八回に投前犠打を決めたが、２打数無安打。だが一流メジャーリーガーがそろう米国との対戦で学んだことがある。

　（１）投手への対応　「国際大会では（左足を高く上げる）フォームを変えないといけないかもしれない。セットポジションで止まらないことがあるし、いつ投げてくるか分からない」

　（２）読みの大切さ　「振りがすごいけど、ただバットを振るのではなくて、配球もちゃんと読む。１球目に直球狙いでも、２球目から変化球狙いとか。賢くないと野球はできないと改めて思いました」

　（３）冷静さ　「（初のＷＢＣは）今までで一番、緊張しました。結果を出す難しさを感じたし、平常心をどう作るかが大切だと学びました」

　慣れないＤＨで７試合に出場し、打率・２９６（２７打数８安打）、２本塁打、５打点。勝利に貢献してきた２４歳は、２０年東京五輪や２１年の第５回ＷＢＣでも主力として期待される。

　「二塁から打者を見てみたかった思いもあります。（敗戦の）悔しさを忘れず、プロ野球界を盛り上げられるように暴れたい」。帰国後は２５日にヤクルトに合流。３１日の開幕戦（対ＤｅＮＡ、神宮）に向けて準備を進める。　

http://www.sanspo.com/baseball/news/20170323/wbc17032305030021-n2.html
出典元：サンスポ