【中日】福谷２回６失点の大乱調！先発転向プラン頓挫

　２０１５年に自己最多の１９セーブを挙げている中日・福谷浩司投手（２６）の先発転向プランが頓挫した。２番手として３回から登板したが、いきなり先頭打者に左越え本塁打を献上するなど予定の２イニングを５安打２本塁打６失点の大乱調。
試合後、森繁和監督（６２）は「今（の状態）なら上（１軍）で先発するための場所はない。まだ先発をやりたいなら下（２軍）でじっくりやればいいし、中（救援陣）に入る気持ちがあれば、それでもいい。自分で決めればいい」と、今後の調整について「１軍で救援」「２軍で先発」の２通りの選択肢を与えた。

　１５０キロを越える剛速球が持ち味の福谷だが、この日の最速は１４２キロ。「結果を求めていたのに、こうなってしまった。受け止めるしかない」と厳しい表情を浮かべ、「僕から『先発をやりたい』と言ったことはないが、中継ぎとか先発とか関係なく、自分で１軍の居場所をつかまないといけない」と悲壮感を漂わせた。
その上で「もし、あした（中継ぎでやれと）言われたら、それで考えていきたい」と“本業”復帰を示唆した。

　同じく、リリーフから先発への転向を視野に入れていた又吉克樹投手（２６）は先発して２回無安打無失点。森監督は「次は４、５イニング。（オープン戦の）どこかで（先発に）入れるだろう」と、２回１安打無失点と好投した１５日の韓国ＫＩＡとの練習試合（北谷）に続く“２次試験”に合格点を与えた。
サイド右腕も「結果が欲しいから（長いイニングも全力投球で）２イニングみたいにいく」と気合十分。プライベートでも仲がいい同学年のリリーバーに明暗が別れた。

http://www.hochi.co.jp/baseball/npb/20170221-OHT1T50168.html
出典元：2017年2月21日21時31分  スポーツ報知