【画像】米良美一が大病から“奇跡の復活”!!
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これまで多才な音楽家として人気を博してきた米良は、2014年末にクモ膜下出血で倒れ生死の境をさまよったが、奇跡的に回復し音楽活動を再開。
そして、今年のCDデビュー20周年の節目に約3年ぶりのリリースが決まり、キングレコードから4月5日に発売する運びとなった。
このCDは、デビュー盤「母の唄?日本歌曲集?」から世界の名歌を歌った「ロマンス」(1997年/第12回日本ゴールドディスク大賞受賞)、歌謡曲の名作たちに新たな命を注いだ「かれん」(1998年)、日本歌曲集「この道」(1998年)、シングル盤でしか入手できなかった秘蔵楽曲など、これまで米良が発表してきた数々の名盤の中から選りすぐりの曲を収録した2枚組ベストアルバムになっている。
今回、公開レコーディングに臨んだのは、ヨーロッパで親しまれている作品「無言歌」(曲・ヴァージャ・アザラシヴィリ)に許瑛子さんが日本語の歌詞を付け、米良が新録音することになったもの。
大勢の報道陣が詰めかける中、「無言歌」を心込めて歌い上げた後、「皆さんの支えのお陰で、20年間もCDを出させていただいて本当に幸せです。
山あり、谷ありで、なかなかコンスタントに作品を作り続けることができていなかったのですが、こうしてまた新しいチャンスを与えていただいて、幸せ者だなと思っています」と、約3年ぶりのリリースを喜んだ。
新録音の「無言歌」は「2年前にクモ膜下出血という大病を患いまして、一時、生死の境をさまよって、お医者さまから『命がなくなってもおかしくない状態ですから』と言われ、家族も呼び寄せられて、みんなで覚悟を決めたときもありました。
ですから私にとっていまは、第二の人生みたいな感じです。
この『無言歌』は、老成した一人の人が自分の人生を振り返るような内容の詞ですので、その気持ちが、私自身、理解できるような体験として少しでも歌に乗せられたらなあと、新しく生き直す思いで、その決意表明みたいなものも持ちながら録音させていただきました」。
体調のほうも順調に回復しているそうで、「一つの病気を乗り越えた経験を絶対無駄にしないで、歌に生かしていきたいと思います。
ファンの皆さんにはいろいろとご心配をおかけしましたが、いろんな経験を経て、以前よりもさらにまた落ち着いて自分のやるべきことと向き合えるようになりましたので、いままでになく喜んでいただけるような、また皆さんの心を少しでも楽しませることができるような活動をしていきたい」とコメントした。