【中日】森野、減額制限いっぱいの４０％減　８４００万円でサイン

中日の森野将彦内野手（３８）が１９日、ナゴヤ球場に隣接する選手寮「昇竜館」で契約更改交渉に臨み、１億４０００万円から１億円超えの減額制限いっぱいとなる４０％（５６００万円）減の８４００万円でサインした。
「目いっぱい下げられました。４０パーです」とサバサバした表情だった。

　今季は不振で開幕１軍を逃すなど、１５年ぶりの低い水準となる６８試合の出場にとどまった。それでもシーズン中から積極的に若手を指導。特に「練習するのは当たり前。
相手の投手とかチーム戦略を全部頭に叩き込むもの」とデータ分析の重要性を口酸っぱく伝えたという。

　西山和夫球団代表（６７）からも「口うるさい先輩であってくれ」とゲキを飛ばされた。プロ２１年目の来季、スタメンの座を争うのはもちろん“無任所コーチ”として若手の底上げを図る。