履正社・山口選手の決断は尊重も……条件付きプロ志望届が既成事実化される懸念【小宮山悟の眼】
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履正社・山口選手の決断は尊重も……条件付きプロ志望届が既成事実化される懸念【小宮山悟の眼】
1 :風吹けば名無し@\(^o^)/ 2016/11/13(日) 13:02:46.90 ID:C2VnTAyA0
http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20161113-00010002-baseballc-base
今回は、この問題に関し、私なりの考えを述べたいと思う。
まず、社会人野球でプレーするという山口選手の決断について、私は口を挟むつもりはない。山口選手の野球人生なのだから、他人がとやかく言うべきではないし、学校と企業との今後の関係もあるだろう。本人やご家族、指導者などで話し合った末の結論なのだろうから、それを尊重したい。
そもそもプロ志望届を出した以上、指名順位は各球団に委ねられている。山口選手を日本ハムは6位で指名し、そして3位以内でなければ社会人野球に進むという本人サイドの意向通り、入団拒否。どちらも悪くない。
ただ、そういう結論に至った過程の中で、看過できない内容がいくつかある。
高校生のプロ入りに関し現在、各プロ野球球団は、ドラフト前に指名する可能性のある選手へ調査書を送り、記入して提出してもらっている。そして、プロへ進む意向のある球児は、所属の高野連にプロ志望届を出すことになっている。
この形式は、既に大学や社会人へ進路が決まっている選手を強行指名することのないようにというアマ側への配慮でもあり、プロ志望でない選手のために上位指名枠を無駄にしたくないというプロ側のリスク回避でもあるが、最大の目的は、選手と特定球団の裏交渉をなくすためである。
カテゴリーが上がるほどプロへの道は厳しく
たとえば、ある将来有望な高校球児が、入団を希望する球団と組んで、ドラフト前に「社会人野球に進む」と公言。ほとんどの球団は指名を回避するが、その球団だけ下位でその選手を指名。ドラフト後に有望選手は「思い切ってプロに挑戦してみることにします」と翻意する。
こうして、下位入団のスーパールーキーが誕生するわけだ。当て馬にされた社会人チームも、翌年以降のドラフトで何人かそのプロ球団に入団できれば御の字だろう。
調査書とプロ志望届には、そういう裏取引をなくす大きな意味があるのだ。
しかし、山口選手のように、プロ志望届を提出しながら、そこに入団の条件をつけたら、それらの意味がなくなってしまうではないか。
大学や社会人へ進み、実力をつけてからプロで勝負したいと考える高校球児がいても、もちろん構わないが、その場合は調査書を返すべきでないし、プロ志望届も提出するべきでない。
最後に余計なお節介をひとつ。長年、アマとプロの野球界に身を置き、さまざまな選手と接してきた経験から言えば、プロでプレーしたい意向がある場合、高校生の段階で才能の輝きだけを評価して指名してもらえるのなら、素直にプロの道に進んだほうがいいと思う。
高校と比べて、大学、社会人とカテゴリーが上がれば、野球のレベルも格段に上がる。その中で目立つ存在にならなければ、プロから声はかからない。
山口選手がさらに成長し、3年後にドラフト上位の評価をされるような選手になることを願っているが、カテゴリーが上がるだけ、プロへの入り口が狭き門になることだけは知っておいてもらいたい。
8 :風吹けば名無し@\(^o^)/ 2016/11/13(日) 13:05:16.63 ID:dEyFURRS0.net
>>1
読んだけど小宮山の言うことも正論に思えるな
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